美育文化ポケット 第4号 発刊しました【在庫なし】

第4号 2014 Winter


目次


表現が創造性を豊かにする 1
銭谷眞美

インタビュー 2
汐見稔幸さん
白梅学園大学・同短期大学学長、東京大学名誉教授

美育NAVI 訪問レポート④ 6
あんず幼稚園 埼玉県入間市
ナビゲーター:花原幹夫

保育のなかの造形カリキュラム 12
1・2・3月の 造形カリキュラム
槇英子+馬場千晶

実践ポケット【幼児】 18
ワニ狩り、アフリカを想う
廣田喜紀

実践ポケット【幼児】 20
1枚の紙からイメージが広がる
包装紙で靴作り
大澤ちづる

実践ポケット【低学年】 22
こおりとなかよし
アイスランドをつくろう
森實祐里

実践ポケット【低学年】 24
どろんこから生まれるいのち
土をほって、どろんこ絵の具で描く表現活動
和久井智洋

実践ポケット【特別支援】 26
絵の具と向き合う
木村千里

こどもの絵を聴く【幼児の部】 28
羽渓 了

こどもの絵を聴く【小学生の部】 29
秋山道広

連載 ポケットキーワード 30
第4回「イメージ」水島尚喜

連載 こどもが育つ造形Q&A 31
Q:子ども主体の協同的な活動と造形表現の関係について、教えてください。
花原幹夫

連載 材料・用具のはなし 32
第4回 粘土
森泉彩子

 

pocket interview
白梅学園大学・同短期大学学長、東京大学名誉教授 汐見稔幸さん

「最近の子どもはこんなこともできなくなった」とか、「虫歯が多くなっている」とか、「すぐキレる」だの、あるいは「運動能力が下がってきた」とか、そういうネガティブな指摘が多いですよね。それは概ね「事実」だろうと思うのですが、そこでそれを(がんばらせて)克服させようとすると、教育が「○○ができなくなってきたから、できるようにならなければならない」という論理で構想されることが多くなりますよね。要するに、スタートラインがマイナスの地点に設定されてしまうということです。

このため、子どもたちの「問題点」を見つけて克服させるような教育が多くなってしまった。これでは、子どもたちは喜んで取り組みませんよ。教育というのは、枠にはまらないような子どもに対しても、「この子はオモロイで」というところから出発しないとあかんのです。

…続きは本誌で


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