美育文化ポケット8号 美育文化ポケット8号





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第13号 「造形」という保育環境に注目すると 同志社女子大学教授 埋橋玲子
 私は、『保育環境評価スケール』(法律文化社発行)という、 観察により「保育の質」を評価する、 という無粋な研究をしています。物的環境や人的環境(保育者のかかわり)の有無を「はい・いいえ」 で細かく確認していき、 一定の手続きに従って「点数」で表します。
 このスケールには「造形」の項目があります。簡単に紹介すると、
①「種類・量ともに十分な用具・材料があるか」②「子どもが自由に使えるか」③「十分な時間があるか」④「保育者の適切なかかわりがあるか」というような内容です。
 スケールの保育観察を重ねてきて、 生活の中で「おもしろい」「楽しい」「きれいな」「美しい」ものに気づき、 それを「形」にしていく、 あるいは何かしらくっつけたり並べたり重ねたりしているうちにその ようなものができてきた、 そんな行ったり来たりのプロセスが「造形」なのではないかと思うようになりました。
 だから先の①②③が大切になります。 そして生活の至るところに心動く場面はあり、 その心動く・形に表す場面を「設定」したり、心の動きに「共感」したり、 予期せぬものに出会ったときに先生自身が心動かしそれを子どもと共有することが大切で、 それらを含め諸々のことが④「保育者の適切なかかわり」といえます。
 「造形」とは子どもにとってどういう経験なのか。 保育者はその経験を「生み出す」「広げる」「深める」のにどうすればよいか、 そんなことを考えながらスケールを使っています。



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