美育文化ポケット8号 美育文化ポケット8号





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第16号裏表紙

美育文化ポケット 美育文化ポケット

伝統的な遊びで、冬の風物詩でもある「凧」。みんなそれぞれが思いを込めて作ったものを持って、近くの河川敷で凧あげ大会をしました!
きれいな冬晴れの空に、色とりどりの凧がたくさん舞い上がりました。
(東京都江戸川区 明福寺ルンビニー学園幼稚園・保育園)






第16号 “こどもの好きなもの”を認めよう
こどもコンサルタント (株)KANSAIこども研究所 代表取締役 原坂一郎


 先日「マツコの知らない世界」という番組に、私は「怪獣博士」として出ました。4歳のとき、初めて見た映画「モスラ」に魅せられた私は、その日から怪獣のとりこになり、数年後に起こっだ怪獣ブ ームの際は「怪獣のことなら何でもわかるちびっこ怪獣博士」として TVや新聞で紹介されるほどでした。

 今でこそ怪獣は市民権を得ていますが、ブーム当時は「あんな 醜悪なものを見せるとこどもの美的感覚がマヒする」「こどもには悪影響」とその評価は散々でした。特に女性には不評で、私の隣のクラスでは「怪獣禁止令」が出たほどです。

 そこまで嫌われた怪獣たち、特にブームの先陣を切った「ウルトラマン」に登場した怪獣たちは今も根強い人気があり、50年経った今も現役選手として活躍しています。カネゴン、ピグモン、バルタン、ダダ…、彼らの多くは今では芸術的デザイン”とさえいわれ、その原画は青森美術館で展示されています。

 そんな私も、平成以後の怪獣にはいささか不満でした。絵にも 描けないほど複雑でヘンなデザイン…、どうも好きになれません。わが子が怪獣を卒業した頃、私はもう見もしなくなっていました。「怪獣博士」なのに……。そんなある日、ハッと思いました。これでは当時の大人と同じではないかと。自分の尺度で測り、頭ごなしによくないものと決めつける…。50年前の私に叱られそうです。今の怪獣たちも魅力は十分備わっており、だからこそこどもたちは夢中になるのです。

 「いつの世もこどもが好きになったものには大人が気づかない魅力があるので、頭ごなしに否定しないでね」。マツコさんにはそれを伝えたつもりでしたが、うまく伝わったかな?



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